昨今、HMBサプリメントがネットの口コミを中心に話題となっており、その驚くべき効果が示されていますね。
でも、中には利用者に誤解を招くような表現も多いと感じます。
例えばHMBを摂取すればプロテインは不要とか、筋トレをしなくても飲むだけで筋肉がつくといったような表現が多く見られますが、それをそのままうのみにするのは危険でしょう。今回は、HMBとプロテインとの違いについて、わかりやすくまとめてみたいと思います。
HMBって何?
まずHMBとは、BCAA(分岐鎖アミノ酸)の1種であるロイシンの代謝物のことです。
HMBは、摂取したロイシンの3%にしか含まれず、1日必要量の3gをとるには、かなりの量のロイシンを摂取しなければなりません。
ですから効率的にHMBのみを摂取できるようにしたHMBサプリメントが人気なんです。
HMBは簡単に言うと、筋肉の合成を促す作用がありますが、単体で飲んだだけでは筋肉を大きくするという効果はそこまで期待できません。
むしろプロテインと併せて摂取することで効果を発揮しやすいと言えます。
HMBはプロティンと合わせて飲んで初めて効果的
つまり、プロテインを摂取したうえでHMBをとることで、よりプロテインの効果を高めることが期待できます。
ですので、両者には違いがあるというよりも、相乗効果を持っていると認識したほうが良いでしょう。HMBに関して、「プロテイン20杯分の効果」といった表現があります。
しかし、HMBサプリはプロテインに含まれるHMBよりも20倍含まれているというだけで、プロテインを20杯飲んだのと同じ効果があるというという解釈はかならずしも正しくありません。
HMBとプロテイン、どっちを選ぶべき?
HMBには、筋肉量減少を防ぐ効果もあるといわれています。
ただし、普段から筋トレを行っている人には、効果が感じにくいという口コミもあります。
HMBはどちらかというと、筋トレ初心者向きのサプリといえるでしょう。筋トレベテランの人の場合、HMBとプロテインを併用する方がより効果が期待できます。
両者の筋肉に対する効果の違いを認識したうえで、自分の目的に合わせて選んでみてください。